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上久米田
【かみくめだ】


旧国名:越前

加越山地のふもと,西流する九頭竜川右岸に位置し,永平寺に至る鳴鹿道に沿う。中世には「久米田」と見え,江戸期になって上下に分離した。上久米田の枝村六呂瀬の北東山上の字馬場谷に陵山城跡があり,手繰山城または一夜城ともいう。また当地には本県有数の丸岡古墳群がある。九頭竜川が福井平野に流れ出た北岸の丘陵上には前方後円墳・円墳・方墳など130基,4世紀後半の北陸最大(主軸長140m)の前方後円墳がある。往古より近庄峠を越える道(現国道364号)がある。
上久米田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上久米田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091892