上野田
【かみのだ】

旧国名:越前
三床山の東南,日野川左岸の平野部に位置する。古代・中世野田郷の遺称地。「城蹟考」によれば,朝倉氏家臣笹本氏・真木氏の館跡があり,東西30間・南北60間ばかりの所に土居形があるという。これは字堀屋敷であろう。日吉神社(明治43年下野田の稲荷社を合併)はこの付近一帯の鎮守で,境内の相生の大杉は根廻り8mで,昭和48年市天然記念物に指定された。慶長国絵図では野田村に含まれている。
【上野田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【上野田(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
【上野田町(近代)】 昭和30年~現在の鯖江市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7091947 |





