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上細江
【かみほそえ】


旧国名:越前

文殊山の北東,足羽(あすわ)川と江端川との間の平野部に位置する。地名の由来は古くは足羽川の支流が流れていたことによるとの説もある。当地では毎年団子撒き行事が行われる。粟島神社は祭神は蛭子命だが,薬師如来が地中にあると伝え,その御供物の米を団子にして撒き始めたのが起源という。また中世では「親元日記」の寛正6年8月13日条で怡蔵軒栢蔵主は政所代蜷川親元に,越前国段銭上使斎藤豊基への書状を依頼し,「細江」の年貢納入をはかるよう願っているが,当地付近を指すものと推定される。
上細江村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上細江(近代)】 明治22年~昭和46年の大字名。
上細江町(近代)】 昭和46年~現在の福井市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091957