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上若生子
【かみわかご】


旧国名:越前

古くは単に「わかご」といい,若子とも書いた。道斉山麓,真名川上流域の仙翁谷との合流点付近に位置する。年未詳7月19日付本願寺准如書状に「越前大谷村・新村・わかご村志の衆中」と見える(美山町史)。若生子坂を経て木本(このもと)村に至る古道は古来越前国と美濃国を結ぶ美濃街道の1つで,「名蹟考」に若子越道として「大野より三里,若子里(四カ)里,大納二里,影路八町許,野尻拾町許,大谷九町,箱ケ瀬一里許,下半原六町許,上半原壱里,市布二里,国境油坂」とある。地名は「足羽社記」に倭許呉稚子媛の御名代があった地に由来するといい,「深山木」(大野市史史料総括編)に,「わかごの里は,おほとの天皇のミあらめ,稚子媛の御名代といへり,今はわこゞとぞいふ」とあるが,詳細は不明。村に伝承されている民俗芸能「扇踊」は,県無形民俗文化財。
上若子村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上若生子(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091983