加茂河原
【かもがわら】

旧国名:越前
足羽(あすわ)山北西麓,足羽川左岸に位置する。この地の水田を俗に「おふけ」と称し,鴨泓(かもふけ)となっており冬期は猟場となった。「名蹟考」には「加茂山々ノ奥山両所の坂鳥場は,上より定らるゝ所にして,賜はされは行事を得す。是を御坂と称す。其余は猟坂といふ」とある。さらに「加茂旧記,欽明天皇加茂神鎮坐六十余州。加茂神田一所アリ。按ずるに,此村上古加茂神田なりし故,村名となれるにや」とある。慶長国絵図では「加武川原村」640石余とある。
【加茂河原村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【加茂河原(近代)】 明治22年~昭和29年の大字名。
【加茂河原町(近代)】 昭和29年~現在の福井市の町名。
【加茂河原(近代)】 昭和47年~現在の福井市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7091994 |





