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米ノ浦漁港
【こめのうらぎょこう】


丹生(にう)郡越前町の南部にある第2種漁港。若狭湾に臨み,水域面積45万8,910m(^2)。干飯(かれい)崎の南側に沖防波堤(長さ91m)と南防波堤(同41m)で人工泊地(面積5,411m(^2)・水深3m)を囲み,岸壁(長さ210m・水深3m)と船揚場2を備え,背後地に荷捌所・冷蔵庫・貯氷所など関連施設がある。東南約750mの海岸にも岩礁を利用して,突堤(長さ15m)と船揚場がある。9t以下の地元漁船61隻が根拠地とし,外来船の入港・陸揚げは近くの漁港の修築・整備が近年進んだため,みられなくなった。昭和61年陸揚量418t,うち77%は大型定置網(ブリ・イワシ・マグロ・サバほか),11%はシイラ漬,10%は小型定置網(イワシ・イカ・トビウオほか)による。ほかに採藻(ワカメ・モズク)・採貝(サザエ・アワビ)・刺網(ヒラメ・メバル)を営む。出荷先は地元10%,県内30%,県外(京阪神・中京)60%。サザエ・アワビは活魚で出荷。ワカメ加工がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092564