下荒谷
【しもあらたに】

旧国名:越前
部子川支流下荒谷川流域に位置する。地元の伝承によると,当地は斎藤加賀守吉信の孫斎藤志摩守利右が開いたとも,平泉寺源照院の内田教正一族の利右・善願坊などが移り住んで開いたともいう。隠れ平と呼ばれる地は,平家残党の隠れ棲んだ場所とか平泉寺の落人が隠れ棲んだところと伝える(池田町史)。「越前地理便覧」は時水ノ滝を記すが,この滝は高山平から網谷川に落下するところにある。慶長国絵図には荒谷村として35石余と見える。
【下荒谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【下荒谷(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7092944 |





