角川日本地名大辞典 中部地方 福井県 32 駄口【だぐち】 旧国名:越前 野坂山地東部,山間盆地の低位段丘上に位置し,地内東部を五位川が北流する。地名の由来は,地内を西近江路が通り,かつて宿場をなし,荷馬運送が行われていたことに関係している。俗謡に「行けば山中もどれば駄口 馬の背を解く五位の川」が残る(敦賀旧町村地名考)。【田グチ(中世)】 戦国期に見える地名。【駄口村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。【駄口(近代)】 明治22年~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7093558