鉄砲町
【てっぽうまち】
旧国名:越前
(近世)江戸期~明治7年の町名。丸岡町の1町。丸岡城のある丘陵椀子(まりこ)岡の北東,外堀の外に位置する武家屋敷地。地名は,鉄砲の的場があり,鉄砲組屋敷があったことによる。元禄9年以前の城下絵図に,すでに鉄砲稽古場があり,足軽中間屋敷地となっている。「名蹟考」の町名の項には鉄砲町は見えないが,天保7年の城下絵図には記される。天保9年の高免牛馬男女竈改帳によれば家数13・人数52。明治5年の調べでは,戸数66・人口310。同7年松川町の一部となる。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7093824 |