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万願寺
【まんがんじ】


旧国名:若狭

佐分利川中流域に位置する。往古24坊を数えた満願寺があり,その寺号が地名となった。地内不動房・白山下・坂の谷・小谷の4か所に古墳8基が確認されているが(若狭大飯),うち3基は破壊された。弘治2年6月22日の明通寺鐘鋳勧進算用状に「満願寺門前」が明通寺鐘鋳造にあたって200文を奉加しているのが知られる(明通寺文書/小浜市史社寺文書編)。寺院としての満願寺は文永2年11月の若狭国惣田数帳案にすでに見えており,国衙から与えられた寺田は大飯(おおい)郡佐分郷に3町5反270歩,本郷に1町6反あり,若狭国内では国分寺・国分尼寺に次いで多くの寺田を持っていた(京府東寺百合文書ユ)。文安6年5月の東寺修造料足奉加の時にも「若州大飯郡高生山満願寺」は8人の僧が計800文を差し出している(同前ヌ)。戦国末期頃には満願寺付近に門前町が形成されていたと見られる。
万願寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
万願寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7095184