水海
【みずうみ】

旧国名:越前
「みずみ」ともいう。足羽(あすわ)川支流水海川流域に位置し,東境に部子山がそびえる。「名蹟考」も「ミズミ」と付す。地名の由来は定かではないが,当地は根尾谷断層筋にあたり,谷口のスギ谷の滑り出しによって押し出された土砂が水海川を堰止め一時湖水化した時期があったと伝えることから名付けられたともいう(池田町史)。賀宝五社権現の棟札の写には,至徳3年宮地村,文明9年西村,同13年上ノ村,天文4年地蔵堂村,永禄8年井口村,天正元年上宮地村,承応4年宮地村,明暦4年堂村,寛文13年柏谷村の名が見え,これらの村が統合されて水海村となった(同前)。昭和51年水海の田楽能舞が国重要無形民俗文化財に指定された。毎年2月15日鵜甘神社の拝殿で奉納される。地元では北条時頼廻国の折伝授されたと伝え,もとは最明寺堂で奉納していたらしい。「越前地理便覧」などには最明寺時頼旅館跡が記されている。当村からの登山道がある部子山は目子岳・めこの山・部子岳ともいわれ目子媛を祀る山と伝える(名勝志)。
【水海(中世)】 南北朝期から見える地名。
【水海村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【水海(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7095225 |





