茂原
【もはら】
旧国名:越前
西を若狭湾に面して位置し,背後は海岸段丘崖が迫る狭小な土地。地名の由来は,往昔当地一帯に葦などが繁茂し秋になると穂がでて一面毛の原に見えたことから,毛原・茂原となったという(城崎村誌)。剣大明神由緒書によれば,古くは「五百原」と書かれ,もと厨浦布山の薬師谷から下の浜辺へ移住したという。当時は7軒であったと伝える(越前町史)。
【毛原浦(中世)】 室町期から見える浦名。
【茂原浦(近世)】 江戸期~明治22年の浦名。
【茂原(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7095462 |