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和久里
【わくり】


旧国名:若狭

北川下流左岸に位置する。西方寺境内には市の塔と呼ばれる総高3.4mの宝篋印塔がある。これは若狭最大の石造遺物で,南北朝争乱での戦没者の供養のため南朝方代官長井雅楽介が建立,「大願主朝阿弥」「延文三年七月二十二日」の銘文が見られる。塔は江戸初期に小浜市場(現小浜今宮)の象徴となり,のち永三小路(現小浜住吉)に移されたが,明治6年当地に返還され,現在は市文化財に指定されている。
和久里(中世)】 南北朝期から見える地名。
和久里村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
和久里(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7095801