赤沢
【あかさわ】
旧国名:甲斐
早川の支流春木川の右岸の山腹に位置する。七面山に相対し,身延山から七面山への信仰登山の拠点となっていた。異本「曽我物語」に登場する歴史の古い村里で,地名の由来は,春木川が青黒色の土砂が堆積するところから青気河といわれ,それに対比して赤渓(あかさわ)と呼ばれたとする説がある(早川町誌)。春木川に架かる羽衣橋のたもとにある白糸の滝は,信仰登山する信者の修行の地として知られる。
【赤沢村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。
【赤沢(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7095863 |