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右左口
【うばぐち】


旧国名:甲斐

古くは姥口・祖母口とも書いた(国志)。甲府盆地の南部,御坂(みさか)山の北面に沿って東西にのびる曽根丘陵上に位置する。地内には縄文時代の竪穴住居址22軒が発掘された上野原遺跡があり,甲府精進湖有料道路建設にともなって発掘調査が行われた。ほかに,縄文時代~古墳時代の集落跡である後呂遺跡,縄文時代の右左口峠遺跡,弥生時代の仏具山遺跡,古墳時代の左エ門塚古墳・右エ門塚古墳・前田原遺跡,縄文時代・古墳時代・平安期の城越遺跡,縄文時代・平安期の供養寺遺跡,弥生・古墳時代の東原遺跡・西原遺跡,鎌倉・室町期の円楽寺行者堂跡,室町期の城山跡がある。
祖母口郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
右左口村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。
右左口村(近代)】 明治22年~昭和30年の東八代郡の自治体名。
右左口(近代)】 明治38年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7096164