岡
【おか】

旧国名:甲斐
笛吹川左岸の支流浅川の中流域に位置する。地名の由来は,岡に立地することにちなむ。地内には銚子塚をはじめ古墳が多い。天正20年2月14日付の加藤光政身延山末寺屋敷免許状に「百坪 同(麓坊)岡 本光寺」と見える(久遠寺文書/甲州古文書2)。地内の御前山および茱萸沢に砦があり,若彦路防備のための砦と考えられている。縄文時代の上の原遺跡,古墳時代の石塚古墳・蝙蝠塚古墳・芋塚古墳・銚子塚古墳・盃塚古墳,縄文時代~安土桃山期にかけての宮川遺跡・大覚林遺跡・銚子原遺跡・旭日長者屋敷遺跡・夕日長者屋敷遺跡がある。
【岡村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【岡村(近代)】 明治22年~昭和16年の東八代郡の自治体名。
【岡(近代)】 昭和16年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7096330 |





