角川日本地名大辞典 中部地方 山梨県 26 切差【きっさつ】 旧国名:甲斐 切指とも書く。笛吹川支流の兄川の発源する山間地に位置する。地名の由来については,「さす」は焼畑を意味するとか(山梨百科事典),地形上霧が深くさすため古くは霧指(きりさす)と称し,のちに転じて切差になったとも伝える(窪八幡神社本紀)。【切指郷(中世)】 戦国期に見える郷名。【切差村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。【切差(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7096729