熊野
【くまの】
旧国名:甲斐
古くは横井村と称した(国志)。甲府盆地北東部,重(おも)川右岸の扇状地に位置する。地名の由来は,大同2年紀州から勧請したと伝える熊野社(社記)が鎮座することによるという(国志)。また同社の寛正3年・天文18年の棟札に見える御座郷横井村の御座郷も同じく熊野社の鎮座にちなみ,横井の名は小地名に残る。地内に古墳時代・平安期の集落跡の西田遺跡がある。
【熊野(中世)】 戦国期に見える地名。
【熊野村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【熊野(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7096803 |