十谷
【じっこく】

旧国名:甲斐
赤石山脈東部の源氏山・御殿山の東麓,富士川の支流大柳川上・中流域の段丘地に位置する。十谷御林に発する西川・清水沢・長谷沢・瀑沢・鞍骨沢・岡松沢・本沢・和流沢・
水沢・三岨沢などの10渓が集まって大柳川となるが,地名の由来はこのように10渓が落ち合うことにちなむという。ただし,「国志」は山谷が広いことにちなむとする。「国志」は源氏山に城跡があり,「新羅三郎義光コレニ居ルト相伝フ」と記し,また御殿山については「(甲陽随筆に)百年以前里長ノ者此ノ山ニテ七寸五分程ノ名刀ヲ掘リ出シ所持スル由ヲ載ス」と記している。
【十谷(中世)】 戦国期に見える地名。
【十谷村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【十谷(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7097174 |





