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塚原
【つかはら】


旧国名:甲斐

甲府盆地西部,城山東麓,釜無川の支流堰野川の扇状地に位置する。山麓地帯に属するため「根方」と呼ばれている。地名の由来については,「本村石室古塚多シ,村名ノ起ル所以ナリ」(国志),「石室,塚原ニ十五所〈大祝部二,権原前三,昼食場七,山田三〉アリ,村名ノ由ツテ起ル所ナリ」(同前)とあって,古来多くの塚が存在したことによる。地内住村には籾の圧痕のある弥生式土器が出土したのをはじめ,古墳後期の横穴式の住村1・2号墳(円墳),塚穴(円墳),鎧塚,無名墳(3か所,円墳)などが確認されている(甲西町誌)。ほかに縄文時代の後田遺跡,縄文時代・古墳時代・平安期の坂上遺跡,縄文・弥生・古墳時代の上ノ東遺跡,縄文・弥生・古墳時代および平安期の昼喰場遺跡,古墳時代および奈良・平安期の上ノ平遺跡,古墳時代の丸池古墳・刃塚古墳・上村古墳・上ノ東古墳がある。
塚原村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
塚原(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097632