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塚原
【つかはら】


旧国名:甲斐

甲府盆地の北,荒川の支流相川中流右岸に位置する。北部は帯那山脈支脈の標高600mほどの山地で,集落は南へ傾斜するこの山麓に立地し,傾斜地の折り目に石垣を築いて平地に直し,家を建てている。地名の由来は,地内に疣石(いぼいし)塚,「お釜の口」など塚が多くあったことによる。「お釜の口」と呼ばれる塚は,東の上帯那から金子峠を下ってきた道の梅畑の中央にあり,高さ1.5m・幅2.5m・奥行4mの大きさで,塚の上部は4枚の大石で覆われ,竈の口に似ているので「お釜の口」の名がある。
塚原(中世)】 南北朝期~戦国期に見える地名。
塚原村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
塚原(近代)】 明治後期・大正期~昭和12年の相川村の大字名。
塚原町(近代)】 昭和12年~現在の甲府市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097633