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二之宮
【にのみや】


旧国名:甲斐

甲府盆地の東部で金川扇状地の扇端に位置する。地名の由来は,地内に甲斐国の二宮が置かれたことによる。地内の大郎治原から縄文時代・弥生時代の土器が出土した。古墳時代中期・後期から平安前期の二の宮遺跡があり,住居跡は404軒を数える大集落を形成し,国衙との関連が推定される。この二の宮遺跡は中央自動車道の工事にともなって発掘された。
二宮荘(中世)】 室町期に見える荘園名。
二宮郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
二之宮村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
二之宮(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7097991