100辞書・辞典一括検索

JLogos

22

初鹿野
【はじかの】


旧国名:甲斐

甲府盆地最東端の山間部,日川上流の右岸に位置する。地名の由来は,建御名方命がこの地で巡狩したとき初めてシカを得たことにちなむと伝える(東山梨郡誌)。また,甲斐の国中の端に開かれた焼畑の意とする説(山梨の地名)や,ハジカミノの変化で,サンショウのある原野の意とする説(日本地名語源辞典)がある。「国志」では,波加利(はかり)荘の波加利の変化で,当地はもと都留(つる)郡に属したという。当地名は,早く,西行法師の和歌に「甲斐が根の麓の原はみな暮れて夕日残れる初鹿野の山」に見えるのが初見というが,未詳(国志・地名辞書)。なお,鎌倉期の正応元年12月5日付深沢禅心譲状に,その所領として「かいのくにゐさハのむらのうちはしかのゝや二らうかやしき」とあるのも,当地と関連あるものかと思われる(小早川家文書2/大日古)。丸林遺跡からは諸磯式土器が出土し,縄文前期の高地集落跡として注目される。
初鹿野(中世)】 戦国期に見える地名。
初鹿野村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
初鹿野村(近代)】 明治22年~昭和16年の東山梨郡の自治体名。
初鹿野(近代)】 昭和16年~現在の大和村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7098042