隼
【はやぶさ】
旧国名:甲斐
甲府盆地の北東端,笛吹川中流右岸の段丘上に位置する。地名の由来は,鎌倉期に当地の隼を領主に献上したところ名鳥であるとして村名を賜ったと伝える。また,単に隼が多く生息していたためともいう。地内の加治免では毎年春の社日に長さ3m・幅0.9mの大ワラジをつくり,疫病除けと集落の安泰を祈念する。
【隼(中世)】 戦国期に見える地名。
【隼村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【隼(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7098097 |