100辞書・辞典一括検索

JLogos

21

桃園
【ももその】


旧国名:甲斐

「ももそね」とも呼び,桃曽禰・桃曽根とも書く。甲府盆地西部,御勅使(みだい)川扇状地の扇央に位置し,釜無川の支流滝沢川に沿う。地内の大部分は河川の運搬による砂礫の原で極めて水利に乏しい。市之瀬台地などの「根方」,釜無川などの氾濫原で水田地帯の「田方」に対し,御勅使川扇央の畑作地帯である当地周辺を「原方」と呼び,御勅使川扇央の旱魃7か村「原七郷」の1つである。地名の由来は,一説には清和天皇の皇子貞純親王の領地があり,「桃園院宮」と称したためといわれる(櫛形町誌)。
桃曽根(中世)】 戦国期に見える地名。
桃園村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
桃園(近代)】 明治後期・大正期~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7098594