石川
【いしかわ】

旧国名:信濃
千曲川支流聖川下流域に位置する。地名の由来は,聖川峡の巨岩,怪石が重畳していた所なので石川と呼ばれたという(篠ノ井風土記)。湯ノ入の布制山頂の先端部に国史跡の川柳将軍塚古墳がある。全長39m,後円径45~57m,高さ10m,前方部幅26m,高さ5mの巨大な前方後円墳である。寛政12年に発掘があった。副葬品には異体字明銘内行花文鏡などの鏡類,琴柱状石製品,勾玉,管玉などの玉類,埴輪円筒棺がある。また近くに国史跡の姫塚や円墳が7体確認されている。布制山には式内社布制神社がある。
【石河荘(中世)】 鎌倉期に見える荘園名。
【石川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【石川(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7099160 |





