100辞書・辞典一括検索

JLogos

38

牛牧
【うしまき】


旧国名:信濃

天竜川中流右岸,天竜川支流の南大島川・大島川に挟まれた河岸段丘の上段に位置する。古く牧があったと伝えられ,明治13年の牛牧神社社号改正願に「往古牧牛ヲ貢牛ス云云……牧地ノ由緒ヲ以,村名相備リ候」とある。応永年間上平の次郎城に居住していた松岡氏配下牛牧次郎大夫は,永享12年結城城攻めの「結城陣番帳」に「牛牧殿」とある(笠系大成附録/信史8)。北方に鐘鋳原の地名があり,縄文時代の石器や土器が出土。地内には松岡城に関連する城郭として松岡南城跡・次郎城跡がある。
牛牧郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
牛牧村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
牛牧村(近代)】 明治14~22年の村名。
牛牧(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7099407