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内町
【うちまち】


旧国名:信濃

(近世)江戸期~明治9年の町名。水内郡のうち。長沼内町ともいう。千曲川左岸に位置し,北国脇街道沿いの街村。江戸前期には長沼城下町の1町であった。地名の由来は,堀の内の町にちなむ。はじめ松代藩領,元和元年長沼藩領,元禄元年からは幕府領。高は,「正保書上」206石余,「元禄郷帳」235石余,安永8年村高帳255石余,「天保郷帳」260石余,「旧高旧領」256石余。なお,「慶長打立帳」では長沼村のうちに含まれている。天保9年の家数30(うち寺1・社1)・人数143(男74・女68・僧1),守田神社2石・天神社2石・瀬関社5斗が除地になっており,長沼宿の定助郷を勤めた(村明細帳)。戸口は,明和9年32戸・147人,文化元年32戸・136人,嘉永元年32戸・149人(長沼村史)。明治元年伊那県,同3年中野県,同4年長野県に所属。同9年長沼穂保町の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7099425