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王滝村
【おうたきむら】


旧国名:信濃

木曽御嶽山南麓の広大な地で,95%以上が山林。瀬戸川の美林はとりわけ木曽檜の原生林として名高い。御嶽山山中の沢筋に,高さ50mを超えるものなど大小13の滝があり,大きな滝があるところから王滝の地名が生じたという。縄文時代の遺跡が多く,里宮遺跡から縄文時代の竪穴住居跡3,平安期の住居跡1,崩越遺跡から縄文時代の竪穴住居跡8,平安期の住居跡2がそれぞれ発掘されている。当地は奥地の滝越から移った人々によって開発されたという伝承があり,中世より神官家であった滝家も先祖は滝越から出たものという。「岐蘇古今沿革志」によれば,暦応元年木曽家村が妻籠に城を築き,馬籠・田立・西野・奈川・王滝に砦を構えたという。戦国期には地内上島の対岸に木曽氏によって王滝城が築かれ,飛騨三木勢や甲斐武田勢との合戦があった(木曽考/信叢7,吉蘇志略)。なお,慶長6年卯月16日,山村道勇が地内「野口」の地を和田小三郎に与えている(木曽古文書写/信史19)。
王滝村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
王滝村(近代)】 明治22年~現在の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7099533