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大熊
【おおぐま】


旧国名:信濃

赤石山脈(南アルプス)東麓が諏訪盆地に接する西山山麓に位置する。荒神山遺跡からは縄文中期の住居跡87軒,エゴマの炭化種子が発見された。荒神山遺跡北側山腹から,古墳末期の横穴式石室を持つ古墳の発見もある。縄文時代の包含層の上層から中世居館跡とみられる建物跡と鉄製品の出土があり,北方丘陵上にある千野氏居城といわれる大熊城跡との関係が深いとみられる。地内にはほかに大熊道上遺跡・二子塚古墳・湯の上(オバタ)遺跡・湯の上古墳がある。
大熊(中世)】 鎌倉期から見える地名。
大熊村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7099591