上条
【かみじょう】

旧国名:信濃
犀川中流左岸の段丘上に位置する。御膳水をはじめ湧水の井戸が数か所ある。上条遺跡は縄文前期中期後の住居跡で,石器・土器の出土品が多い。中世牧野島に来住した香坂氏も上条に居住したと香坂屋敷を今に伝えている。昭和10年安養寺南庭の傾斜の一部を整地中,宝篋印塔5基・五輪塔30基ほどと経石数十個,古瀬戸の蔵骨器が出土した。同50年同所の続地からまた宝篋印塔・五輪塔が数基出土した。いずれも鎌倉末期からのもので宝篋印塔1基に嘉慶2年の年号が刻んである。北接する山上条はもと当地のうちで宝鏡神社は当村と山上条の鎮守として今日まで祭礼を共催している。永正年間香坂能登守範利が開基した曹洞宗源真寺とその末寺の雲掃寺があり,牧田中村曹洞宗興禅寺の末寺の前述の安養寺がある。
【上条村(近世)】 江戸期~明治9年の村名。
【上条村(近代)】 明治14~22年の村名。
【上条(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7100103 |





