大門
【だいもん】

旧国名:信濃
田川上流左岸,南に木曽山脈北端の山々がせまる桔梗ケ原台地の南端に位置する。地名は,大寺の大門があったことに由来するといわれているが,寺名も場所も明らかでない。昭和35年大門神社境内から完全な銅鐸が発見された。また下大門からは奈良期の瓦塔も発見された。東山道や木曽(吉蘇)路の合流点付近であるといわれている(塩尻地史)。正平10年の宗良親王軍と小笠原長基の桔梗ケ原の戦いや,天文17年の小笠原長時と武田晴信の塩尻峠の戦には,この付近が合戦場になったといわれる。
【大門村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【大門村(近代)】 明治14~22年の村名。
【大門(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7101626 |





