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中村
【なかむら】


旧国名:信濃

(近世)江戸期~明治8年の村名。安曇(あずみ)郡のうち。犀川左岸段丘上の山麓に位置する。地名の由来は,大穴荘の中心地の意か。地内の城峰・殿田・笠懸の地名は,中村氏の城館跡と思われる。寛永3~8年頃,大穴村が寺村・中村・小泉村に分村して成立。松本藩領。池田組に属する。村高は,寛永19年松本領村々高附帳(県史近世史料5-1)51石余,「元禄郷帳」96石余,「天保郷帳」では池田中村と見え97石余,「旧高旧領」119石余。慶安3年の反別は田2町余・畑19町余。元文元年の家数23・人数219(男119・女100)。年貢は金納。入会山である塚田山について,元文4年から明治まで,渋田見村・内鎌新田村との間にたびたび山論が発生した。天保3年,小泉村とともに松本藩の援助を受けて荻原堰(三か村用水)を延長して五か用水を開削して以来,当村の水田は約12町増加した。安政2年安曇・筑摩両郡村々明細書上帳(県史近世史料5-1)によれば,家数43・人数271。安政3年の馬数11。神社は大己社,古くは大穴社と書いた古社である。寺院は万治元年創建の真言宗専光寺があったが,明治3年排仏毀釈で廃寺となる。同4年松本県を経て筑摩県に所属。同6年専光寺に中村学校が開校,同7年の教員2,生徒数は男22・女14。同7年の戸数59。同8年陸郷村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7102368