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乱橋
【みだれはし】


旧国名:信濃

弥陀の橋・みたらし・みだれん橋などともいわれたが定説はなく,反対の静橋(しずはし)と書いたこともあったが長続きしなかった。犀川に注ぐ麻績(おみ)川支流別所川流域,筑北盆地に位置する。どこへ出るにも牛峠・古峠・立(たち)峠・花河原峠・風越峠・中峠を越さねばならず,最古の古峠は古代の官道に用いられた峠とされ,今も道筋が明瞭である。昭和50年堂畑遺跡から神子柴型石釜が発掘され,当地方最古の遺跡となった。大洞山の尾根先に「千大仏」と呼ばれる寺跡が残る。当地の信仰の中心は氷武神社で,旧暦6月1日に国司や領主に氷を献上するのが例であったという(信府統記)。
みたれはし(中世)】 戦国期に見える地名。
乱橋村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
乱橋村(近代)】 明治15~22年の村名。
乱橋(近代)】 明治22年~現在の本城村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7103495