茂田井
【もたい】
旧国名:信濃
蓼科(たてしな)山の北麓,鹿曲(かくま)川に注ぐ芦田川下流右岸に位置する。古来素焼きの雑器が生産されたので瓮(もたい)と名づけられたという(旧北佐久郡志)。縄文時代から鎌倉期に至る遺跡も多く,天神反遺跡からは布目の鐙瓦,丸瓦が多数出土し,貞観8年定額寺に列せられた信濃国佐久郡の妙楽寺跡ともいわれる。
【毛田井郷(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える郷名。
【茂田井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【茂田井(近代)】 ①明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7103716 |