角川日本地名大辞典 中部地方 長野県 36 矢島【やじま】 旧国名:信濃 千曲川下流右岸,松川扇状地に位置する。南に松川,北に篠井川がともに西流する。延元年間,新田義貞の臣矢島七郎が,越前金ケ崎落城後当地に来り住み矢島荘と称したと伝える。また往古は千曲川の東岸篠井川沿いにあったが,慶長19年洪水を避けるため,六川村のうち現在地に移ったともいう。【矢島郷(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える郷名。【矢島村(近世)】 江戸期~明治9年の村名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7103783