角川日本地名大辞典 中部地方 長野県 35 矢原【やばら】 旧国名:信濃 犀川支流万水(よろずい)川左岸に位置する。当地一帯は地下水も高く,湧水地帯も多い。地名の由来は,湿地帯を意味する「やわら」の転化したものという。馬場街道遺跡は縄文時代~鎌倉期に及ぶ大規模な複合遺跡である。【八原郷(古代)】 平安期に見える郷名。【矢原荘(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える荘園名。【矢原村(近世)】 江戸期~明治7年の村名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7103831