米子
【よなこ】

旧国名:信濃
米子川流域,北西部に蓑堂山がそびえ,東部に群馬県境まで広大な米子山が広がる。村名の由来は,本村開拓の有力者竹前氏の先祖が伯耆国米子からきたからという。また一説に,昔粟島の郷に一人の長者あり,その嫡子がこの地にきて加茂神社の隣に住み,父の代に劣らず富み栄えたが,子どもが一人もなかった。そこで神仏に祈り,88歳で初めて一子をあげ,ますます栄えた。そのため,村人はこの地を米子(八十八の子)の郷と称したという(米子村誌)。
【米子村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【米子(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7104004 |





