麻生野
【あそや】
旧国名:飛騨
高原川右岸の段丘上に位置する。地名の由来は「麻生谷なるべし」という(後風土記)。遊幡石(あそぶのはたの)神社は延喜式十社の1社で,「三代実録」には「清和天皇貞観九年十月五日庚午,授飛騨国云々同国正六位上,大年神,走淵神,四天王神,遊幡石神,広瀬神,道後神等,従五位下」とある。村内の洞城址は,江馬14代時経の二男麻生野右衛門大夫通盛の居館で,天正6年に落城したという(後風土記)。
【麻生野村(近世)】 江戸期~明治8年の村名。
【麻生野(近代)】 明治8年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7104266 |