馬瀬
【うまのせ】

旧国名:美濃

馬ノ瀬村とも書く。東中之江（古宮）輪中の農村で，揖斐(いび)川中流左岸の低平地に位置する。もと牧村の枝郷で，牧一色または八貫立村といい，八貫立の地名は往古年貢諸役八貫文を納付したことに由来するという（新修大垣市史）。天正17年11月20日，池田照政は田中真吉に「参百弐石八斗　馬瀬村」を宛行った（黄薇古簡集）。
【馬瀬村(近世)】　江戸期～明治30年の村名。
【馬瀬(近代)】　明治30年～昭和23年の牧村の大字名。
【馬瀬町(近代)】　昭和23年～現在の大垣市の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7104743