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片知
【かたじ】


旧国名:美濃

長良(ながら)川の支流,板取川中流の両岸に位置し,板取川に注ぐ片知川沿いに集落がある。北方は瓢ケ岳(ふくべがたけ)(1,163m)などの北美濃山地に続く。板取川沿いに牧谷街道が通る。地名の由来は北部の瓢ケ岳に妖魔伝説があり,その妖魔の形を知った所と伝え形知(かたち)とも記されていたという。瓢ケ岳にまつわる妖魔退治の伝説を起こりとする修験道高賀山信仰は,高賀神社(武儀郡洞戸村)を主社として瓢ケ岳を取り巻く武儀(むぎ)・郡上(ぐじよう)両郡の高賀六社を中心に発達。片知地内の古社蔵王権現社(現金峰神社)は高賀六社の1つである。
片知村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
片知(近代)】 明治30年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7105304