上保
【かみのほ】
旧国名:美濃
上洞とも書く(慶長郷牒)。根尾(ねお)川(藪(やぶ)川)支流糸貫(いとぬき)川左岸に位置し,背後は船来山。地名の由来は,席田(むしろだ)郡の上の方を意味するとも,郡司の居住する郡衙として上の方と尊称するともいわれているが(本巣郡史)不詳。「十輪院内府記」文明18年3月12日条に「玉井来,美濃上保証等一覧,無比類事共也」と見えるのは当地のことか。
【上之保村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
【上保(近代)】 明治30年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7105571 |