冠山
【かんむりやま】

揖斐(いび)郡藤橋村と福井県今立(いまだて)郡池田町との境にある山。標高1,256.6m。昭和31年指定の揖斐県立自然公園のうち。やぶ山の多い越美(えつみ)山地の中で珍しく切り立った岩峰,山容が冠に似ているところからこの名がついた。植生はササ草原・チシマザサがみられるが,近年麓のほうから杉の植林が行われている。昭和46年11月藤橋村から越前へ抜ける村道が完成し,新しい冠峠までは車で登れるようになり,最近この道が主要地方道鯖江(さばえ)藤橋線に指定。新道ができて冠山の東を通っていた旧冠峠の古道は廃れたが,大正のころまでは,根尾・旧徳山両村の檀家回りをしていた鯖江誠照寺本山使僧が,毎年越える道として使用された由緒ある道であった。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7105696 |





