沓井
【くつい】

旧国名:美濃
久津井とも書く(慶長郷牒)。東流する粕(かす)川右岸沿いに位置する。地内西部に春日谷の出口に当たる粕川一ノ井水(池田十四村井水)の取水口がある。延宝8年の大洪水による河道変更までは,分流する南・北両粕川にはさまれた地であった。大宝2年戸籍に見える御野(みの)国味蜂間(あじはちま)郡春部(かすかべ)里は当地付近一帯に比定され,また「和名抄」美濃国池田郡六郷の1つ春日(かすがべ)郷の一部と見られている(県史)。
【沓井(中世)】 室町期から見える地名。
【沓井村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
【沓井(近代)】 明治30年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7105908 |





