黒田
【くろだ】

旧国名:美濃
揖斐(いび)川支流粕(かす)川の左岸に位置する。天正19年2月2日付の阿子田家久宛豊臣秀吉知行宛行状に「美濃国池田郡黒坪村参百四拾弐石六斗四升」とある(阿子田文書)のは当地のことと考えられる。江戸初期に黒土(くろど)を称し,正保から延宝年間に黒田村と改称(揖斐川町史)。粕川の洪水・変流で境界に変動があり,領域が縮小されたとみられる。鎮守若井神社は天明7年の洪水で現在地に流れ着き遷座したという(揖斐郡志)。
【黒田村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
【黒田(近代)】 明治30年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7105966 |





