高山城
【たかやまじょう】

近世前期に高山にあった城郭。越前大野の領主金森長近が飛騨入国にあたって,旧領主三木氏の天神山(てんじんやま)城を拡張して築城。天正16年に着工,慶長5年に完成し高山城と改称(飛州志)。3層の天守閣を擁する本丸,二の丸,三の丸などを備えた大規模な梯郭式平山城であった。金森氏は築城と同時に,守護神としての日枝神社の再興,寺院の復興など城下町の建設に努力した。しかし,元禄5年6代城主頼峕(よりとき)の時,金森氏の出羽上ノ山への国替え,飛騨の幕府領化が行われるに及んで,高山城は代官支配を経て加賀藩預けとなったが,維持困難を理由に元禄8年幕命により破却された(国中案内)。そのため,当時の遺構としてはわずかに礎石・石垣・堀の一部が残るのみ。昭和9年に県指定史跡とされ,城址一帯は城山公園として現在に至る(高山市史)。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7106981 |





