立花
【たちばな】

旧国名:美濃

橘とも書いた。長良(ながら)川上流右岸の山麓に沿って開けた地。「神皇正統記」に「嵯峨天皇先世に美濃国神野といふ所の僧なりしを，橘大后の先世にねんごろに給仕しけるを感じて相ともに再誕あり」と見え，「新撰美濃志」には「橘皇后の先生に住しはここなるべし」として，当地の地名の由来を橘皇后に求めている。
【橘村(中世)】　鎌倉期から見える村名。
【立花村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【立花(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7107058