付知
【つけち】

旧国名:美濃
飛騨山脈の南端に位置し,中央を木曽川支流付知川が当地を東西に分けて南流し,その両岸に沿って人家や耕地が帯状に連なる。裏木曽と呼ばれる地域に当たり,地域の87%は山林で,古来,檜など良材の産地。すでに早く「愚管記」延文4年7月28日条に「造太神宮御杣山事……今度者美濃国北山,付茅(つけち)山両山之間被下之云々」と見え,下って文安5年の南禅寺仏殿檜木刻印注文案にも「みのゝ国つけち山」と記されている(南禅寺文書)。
【付知村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
【付知町(近代)】 明治30年~現在の恵那郡の自治体名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7107166 |





