100辞書・辞典一括検索

JLogos

36

宮地
【みやじ】


旧国名:美濃

池田山麓から流出する大津谷の扇状地に位置する。地名の由来は,地内熊野神社によると伝えるが不詳。字段原の縄文晩期の遺跡から合わせ口甕棺3個を発掘。また古墳は,扇状地に消滅や痕跡があると思われる古墳があり,大津谷際の横穴式石室古墳からは金環1点,勾玉6点などを出土。熊野神社は,新熊野社領池田荘21か村の総社で,祭事には井頭役を勤める各村々の名主が立ち合った。創建時は字権現の段にあったが,室町初期に土岐頼忠が現在地に遷座した。
宮地村(中世)】 織豊期に見える村名。
宮地村(近世)】 江戸期~明治30年の村名。
宮地村(近代)】 明治30年~昭和30年の揖斐郡の自治体名。
宮地(近代)】 明治30年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7108942