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大嶺
【おおみね】


旧国名:遠江

大峯・王峰とも書く。天竜川中流の岸部,白倉山の南東部に位置する。地名は背後の山なみにちなむ(風土記伝)。中日向(なかびゆう)に残る城跡は,戦国期今川氏の支配した中日尾城(匂坂家譜所収天文4年10月18日今川氏輝判物)。大裏(だいり)は南朝の御子由支良(ゆきよし)親王の行宮所で,親王薨去ののち社を建て御調度・太刀・鏡・釜を納めたと伝えられる(風土記伝)。
大峯郷(古代)】 平安期に見える郷名。
大峯村(中世)】 南北朝期から見える村名。
大嶺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
大嶺(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7110376